魚の捌き方(ブリを自宅で捌いてみよう)

釣ったブリをまるごと捌く!簡単な魚の捌き方!


地元の漁港でブリ(ハマチ)が釣れたので、捌いて食べるだけじゃ勿体ないって事で、ブリ(ハマチ)の捌き方をネット上に残しておこうと思う。

記事にしとけば誰かが見てくれるかもしれんからね。画像を使って分かりやすく書いていくよ〜。魚がデカいので見やすいよ、魚のさばき方がメチャクチャわかると思います。

ブリ(ハマチ)捌き方・下し方

ほいほい、ブリってどんな魚なんじゃ?


ブリは日本近海に住むスズキ目アジ科の回遊肉食魚で、スーパーで良く売られている魚。関西ではハマチ・関東ではブリと呼ばれていて、成長(体長)によって呼び名が変わる「出世魚」なのです。この馴染み深いブリという魚はマグロみたいに大型船に乗って遠洋で水揚げされてるイメージがありますが、実は日本各地の漁港の防波堤に回遊していて結構簡単に釣れちゃう魚なのです。

ちなみに関西での呼び名は・・・
モジャコ(稚魚)→ワカナ(兵庫県瀬戸内海側)→ツバス、ヤズ(40cm以下)→ハマチ(40-60cm)→メジロ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

毎年、秋口(9月中旬)頃になるとイワシやアジの群れを追ってブリ(ハマチ)が港近くまで回遊してくる。この時期のブリはアベレージが30〜40pで関西では「ツバス」、関東では「イナダ」と言われるサイズでブリの幼魚。

釣り方は至って簡単、スピニングタックルと青物用のルアー(8〜12cm)を防波堤の先っちょから沖に向かって投げまくるだけ。複雑なアクションも特に要らない。糸は3号あればハマチサイズまではOK。

秋も深まってくると稀に大型のサイズが食いついて来るので岸釣りだからと言って侮れないよ。大型サイズが釣れたら20分〜30分も格闘しなきゃならないからさ。

ぜひ皆さんもブリ(ハマチ)釣りにチャレンジして下され。あっ、網は必須ですよ。大型サイズのブリは引っこ抜いては陸に上げられないから。お金ない人は隣りの釣り人に借りるのもあり。


ブリの簡単な捌き方

ブリを捌くって難しそうに思うだろうけど、基本的には小さな魚と同じ要領で捌けるのでご安心を。

ブリを自宅で捌く時に必要な道具普通の魚のおろし方と少し違うのは、ブリの場合は鱗は取らずに皮を捲るってとこかな。

あと、下す時に使う包丁は出刃包丁がベスト。あと、柳刃包丁なんかがあるといいね。出刃の代わりにステンレスの包丁や野切包丁で捌くのは「ちと」危険かもです。身は何とか切れるけど骨が無理だし、ヘタしたら指切っちゃうからね。

今回は流しの下においてあった40年物の歴史ある包丁を使いますよ。写真のように刃先が錆っ錆。いつもステンレス包丁を使っているのでうちには砥石がない。金属タワシで磨いて取り合えず錆だけは落としたけど果たしてどうなることやら...

元板前だから道具なんて関係ない。じゃ、早速魚を捌きまっせ。


大型の魚を捌くには?まずは、エラぶたを広げてエラとカマのつけ根(下の写真の黄色線)に包丁を入れ、アゴのつけ根をぶった切る。


ブリをそのままおろす時はエラブタから包丁を入れる次に、お尻の穴に包丁をブスリと刺して頭に向かって「ゴリゴリ」とブリの腹を切り裂いていこう!いや、「ブリブリ」と・・・か。


魚の鮮度を保ちつつ捌いていく腹を裂いたら頭を落とすより先に内臓を取り除く。内臓入ったままだと捌き中にヌルヌルするし、ブリの内臓は傷みが早いから調理中にどんどん臭くなっちゃうから注意。

内臓を取り除いたら腹の中を水で洗い流すのを忘れずに。


いよいよ頭と胴体を切り離すよ。

ブリを捌く時のコツは?これは他の魚と同様の切り方でオッケー。下の写真の黄色線の位置でスパッゴリゴリっと切っちゃってくださいな。真ん中あたりの太い骨はかなり固いから気を付けて!


そんな目で見つめちゃ、いや〜ん。
捌いた後のブリ(魚)のガラや骨を使った料理切り取った頭とか骨とかはアラ炊きやお澄ましに使えるから捨てないでね。




次は身と骨を分解する作業じゃ。

まずは腹側から中骨まで包丁を入れて、尾びれまでグイグイと切っちゃいましょう。


次に尾びれの側から中骨に沿ってゴリゴリと音を立てながら骨と身を切り分けよう。

結構実が固いから包丁を使う時は怪我には十分に作業しようじぇ。何度も言うけれど下す前に包丁を十分に研いでおくことが大事だよ。


これで三枚おろしが完了。
このままの状態で食べたら、骨だらけ皮だらけでとても食べられたもんじゃない。これで食べると骨が刺さりまくって口の中が「血だらけ・血の海」になること間違いなしね。

ここからあと少し手間が必要。


三枚におろした後は、とりあえず中骨を削ぎ取りまっしょい。


次に、女節と雄節に切り分けましょう。女節は腹側の身のことで、雄節ってのは背側の身のこと。

2つに割れたら皮をはぎ取りまっしょい。皮をまな板側にして、身と皮の間に柳包丁を入れる。まな板に包丁の腹を充てるイメージで削いでいこう。

包丁を身の方に起こしちゃうと・・・骨に身が持っていかれちゃうから注意して。




ほい、完成。ちょっと身が汚いのは気にするな...のこぎりみたいなこの包丁が悪いんだ。まな板だって100均のペラペラのやつだし。

錆びた包丁で切ると誰でもこうなるんだよ、砥石だって持ってないんだからさ。とにかく切れ味の悪い包丁で捌くと切り口がのこぎりで切った跡みたいになってしまうから注意な。



合計で4枚の身が取れますよ。



以上がブリの捌き方でございます。

基本的にはどの魚も三枚おろしの方法は同じで、大きいか小さいかだけの問題なのです。その魚の大きさが問題なんだろよ

魚の捌き方分からなくなったら、このページを何度も見て繰り返しやればそのうち上手くなってくるはず。何しろ捌く素材がでかいから見やすいはず。

もしブリが釣れて自宅で捌く時があればご参考に。

こんなでかい魚は捌けないって人は魚屋さんに持って行きましょう。その時に参考になる記事がこちら→これからブリが丸ごと1匹送られてくる人へ

           はてなブックマークに追加

スポンサードリンク
 管理人「のんくら」
 
 
 
スポンサードリンク    QLOOKアクセス解析
 

Infomation

なやみのたね

ブロガー活動記録

たびろぐ

色々レビュー