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雑多ブログがテーマ特化ブログかどちらが有利?

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雑多?テーマ特化?アフィリエイト一本は危険? 将来性があるのは検索かSNSか? 長文化って有効なの?

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今日は数か月に1度はSNS上で繰り返されている議論について、僕自身の意見を書いてみたいと思います。

ここに書かれていることはあくまで個人の考えであって、正しいも糞もありません。文句や苦情は一切受け付けませんのであしからず。

このページの目次

雑多?テーマ特化?どちらが検索に有利なの問題

雑多ブログかテーマ特化ブログかどちらが有利?このテーマってSNSで定期的に流れてきますよね。「またこの議論かいな...」と思っている人もいるはず。

今はぺージ単位でも評価されるため、コンテンツをしっかり作り込めばテーマ特化とか雑多とか関係なく検索で上位表示ができる時代。なので「雑多かテーマ特化かどちらが検索に有利」という問題提起はそもそも意味がないと思うんですが...

それ以前に、順位の上がりやすさで雑多かテーマ特化かを選ぼうとしている時点でクリエイターの思考からズレている気がします。

雑多でもテーマ特化でも質問に対して明確に答えが書いてあるコンテンツなら順位を上げますよ!っていうのが今のGoogleが目指しているベクトルだとすれば、検索順位決定に雑多かテーマ特化かはあまり影響しないのかなと。

確かに数年前までは上位ページの順位が下位ページより優遇されている感はありました。ところが今は、メインキーワードがトップページよりも下層ページの方が順位が上ってことは普通に起こります。

しっかりコンテンツを作り込めば下層ページでも順位が上がる。雑多ブログをメインにしていても、今のアルゴリズムならコンテンツを作り込めば結果が出やすくなっているのは事実です。

本当にありがたい時代ですね。ページランクとかリンクジュースとか必死で考えていた頃が本当に懐かしい...

Googleは質問に対する答えを表示すれば良いのは分かるのですが、個人的には使いやすい(ユーザビリティの良い)サイト(ブログ)をもう少し優遇して欲しいなと思います。

アフィリエイトだけに頼るのは危険じゃねー問題

これも定期的に流れてくる話題ですね。これって10年以上前からずっと議論されています。もう当たり前すぎていちいち書くのも面倒なのですが、あえて書かせてもらうと、アフィリエイトだけに頼ってるなんて危険すぎます。

僕は2003年からブログをはじめ2004年からアフィリエイトをやってるんですけど、当時から「検索頼りのアフィリエイトは危険だから、儲かったら次のビジネスなり資産形成なりした方が良い」って話をずっと耳にしています。

実際のところ、10年以上アフィリエイトのみで生活している人って殆どいない思ってて...うーん、一体どれくらいの方が生き残っているのでしょうか。

この数年はセミナーとか懇親会とかオフ会とか顔を出させて頂いてるのですが、10年以上前から今までずっとアフィリエイトだけで生活しています!って方に数えるほどしか出会っていないんですよね。

私自身、それほど数多くのセミナーや懇親会・オフ会に出たわけじゃないですし、成功者って滅多に表に出て来ないので、単に出会えなかっただけかもしれませんけども。

あのアフィリエイターは今...みたいなの記事があったら面白そう。誰か書いてくれませんかねぇ。

あ、余談ですけど、アフィリエイトがダメになる前に広告主側になったりASP始めたりコンサル始めたり評論家始めたり講師始めたり投資家になったり...とジョブチェンジした人はたくさん知ってます。

アフィリエイトを通じて色々なスキルを磨き人脈を作っておくと、万が一アフィリエイトがダメになっても別の道で生き残ることが出来るというお手本ですね。

結論、アフィリエイト一本で生き残るって本当に難しい!

検索集客かSNS集客か最後はどちらが生き残る?将来性があるのは?

これもSNSで定期的に湧いてくる議論。僕の結論としては、両者共いつかはなくなる可能性があるんだから、「稼げるなら手段にこだわらずに全部やろう!」ですね。どっち良くてどっちが悪いとか白黒つける話でもないし、どっちも優れているんだから両方やればええやん!というのが私個人の意見。

人間性を出し信用を得てフォロワーを増やしてそこでアフィリエイト、悩みを解決するコンテンツを作って検索上位を狙ってアフィリエイト。どちらも簡単ではないのですが、どちらも有効な集客手段ですから。

ちなみにSNSシェア率は、Facebook2800万人(前年度400万人増、30代・40代中心)・twitter4500万人(前年度500万人増、10代・20代中心)・LINE7300万人(10代・20代中心)・Instagram2000万人(前年度400万人増)

市場としても魅力的なキャパがあるSNSですが、検索と違うのは使う人の目的が「調べもの」だけではないこと。その点はしっかりと頭に入れておく必要があります。

つまり単にフォロワーを増やすだけでは、フォロワー増=収益増にはなならないということです。

Google対策で記事がどんどん長文化している問題

先日「icloud 画像削除」で検索したときの話なんですが、上位に来ている記事が、もう長すぎて長すぎて...7,000文字以上はあったかな。正直、もっと簡潔に答えだけ書いてくれって思っちゃいました。

そのコンテンツは検索結果の3位だったのですが(1位公式、2位公式)、「icloud 画像削除」で上位表示されているにも関わらず、「どうして容量がいっぱいになるのか」とか「写真の保存期間について」といった関係のない文章がコンテンツの半分以上を占めていました。

長文記事を評価してしまうGoogle側にも問題があるのですが、書く側も「icloud 画像削除」をメインテーマにしているのなら、徹底的にテーマに絞って書かなきゃいけないんじゃかなと...

「どうして容量がいっぱいになるのか」とか「写真の保存期間について」などメインテーマから逸れる情報や補足的な文章は、切り分けて別のページを作り、読みたい人に内部リンクで誘導してあげた方が親切だと思うんだけどな。

あえて個人的な価値観で書かせてもらいますが、急ぎで調べものをしている時に答えが1万文字だったら本気で読む気が失せます。あと長文だからと適当に見出し付けて目次を作るみたいな雑な作りもいかがなもんかと。

そもそも目次は記事の中に何を書いているかを伝えるためだけじゃなく、検索から来たユーザーが答えに早くたどり着けるようにしてあげるものでもあるわけで...目次つけときゃ長文でも答えを探してくれるでしょはちょっと違うのではないかと。

ふざけんな!テメー、ユーザーのために内容の濃い長文記事を書いて何が悪いねん。記事内の画像も時間をかけてフリー素材から記事に一番合ってそうなものを丁寧に選んでるじゃ!という半ギレの方がいるかも知れません。

もちろん否定する気など毛頭ございません。それで順位が上がっているということは、Googleにちゃんと評価されているのですからね。

ただ個人的には、ユーザーが求めている答えに早く辿り着けて、完結に分かりやすい文章でコンテンツを作ってほしいなと切に願っているだけです。

そういやこの前みた記事で、目次の見出しが20ほど(目次だけで500文字オーバー)あってワロタわい。そこから答えを探すのメンドクセーって感じですよ。次の時代はページ内リンクが多いほど順位が上がるようになるんですかね。

大事なのはユーザーファースト 数字に追われて見失っていませんか?

今回はSNSでよく議論になるテーマの一部を取り上げてみたのですが、こういった議論が出るたびにどうしても違和感を感じてしまいます。

これまで挙げたテーマを見て、皆さんはどのように思いましたか?

これまで挙げたテーマは自分を中心にした話ですよね。雑多か特化か・アフィリエイトに頼るのは危険か・検索かSNSか、これって自分が成功するための話ではありませんか?

自分が成功ためにどうすればいいかを考えることは大事なことですが、その結果、ユーザーをおざなりにして元も子もなくなってしまっては本末転倒です。

サイト(ブログ)を作る時は、いつでもユーザー目線で物事を捉えて答えを導き出すことが大事だと思うんですよ。どうすればユーザーが喜んでくれるか、満足してくれるかを考えてながら自分なりの正しい答えを探していくというか。

今は記事単位で評価されるため、多くの方が「ひたすら長文記事を量産すれば何とかなる」という流れになっていますが、これには大きな落とし穴があると思っています。

Googleに評価されるために意味なく長文化すれば、ユーザーが求めていないコンテンツになってしまう可能性があります。これはユーザーを無視したかなり危険な状態。

記事単位・長文で記事の質が評価される良き時代ですが、この状態がいつまで続くか分かりません。突然アルゴリズムが変わるかもしれませんし、表に出たノウハウは皆が真似をして通用しなくなる(飽和する)可能性だってあります。

良い結果(数字)が出ている時ほど人はそのやり方に満足し考えることをやめてしまうもの。先入観を捨てサイト運営を俯瞰的に捉え本質を見失わないようにしたいですね。

ユーザーファーストを意識すれば問題は問題でなくなる

Googleの存在意義は「知りたい情報が集まる場所」「目的の場所へ的確にユーザーを案内すること」です。

この考えに基づいてメディアを運営していれば、Googleの目指すベクトルへ自然と向かっているはずです。

つまり、私たちがすることは、「知りたい情報が集まる場所=知りたい情報を記事(コンテンツ)にする」「目的の場所へ的確にユーザーを案内する=目的の記事へ的確にたどり着けるサイト構造にする」事だと言えるのではないでしょうか。

ページ単位で評価されるアルゴリズムの影響で、良質な記事を書く方が以前に比べてかなり増えています。コンテンツをしっかり作り込めば順位が上がるので、これは自然な流れだと思います。

このアルゴリズムの弊害は、長文なら評価されると信じたクリエイターがユーザーが求める答え以上の情報を1ページに盛り込む様になってしまった事と、再訪問ユーザーが使いやすいサイトの構造を考える人が減ってしまった事です。

先ほどの「検索集客かSNS集客か最後はどちらが生き残る?将来性があるのは?」という議論ですが、どうやって集客するかも大事ですが、新規ユーザーがその後もサイトに足を運んでくれるサイト構造にすることが大事なんじゃないかなと。

これは個人の考えですが、SNSのフォロワーとサイトのリターニングユーザーって似たようなものだと思ってて、どちらもあなたの(あなたのブログの)ファンには違いありません。

検索上位に上がる質の高いコンテンツを作っても、一度読まれてハイ終わり!だと、この業界で長く生き残るのは難しいでしょう。順位は後から来る人にコンテンツを研究され真似されいつかは抜かされるのですから。

新規ユーザーを集める手法探しをしたくなる気持ちはよくわかるですが、新規ユーザーを固定ファンにするためにどうすれば良いかも同時に考えた方が、安定した結果を手に入れられるかもしれませんよ。

1回だけでなく2回、3回と訪れてくれるサイト(ブログ)を作れば、アルゴリズムの変動があっても影響を最小限に抑えることが可能です。これが長く生き残るための最重要ポイントなんじゃないかなと。

サイト運営を続けていると様々な情報に振り回され右往左往してしまうことがありますが、常にユーザーファーストを意識していれば、軸がブレることも減り自らの力で正解を必ず導き出せます。

検索で爆発的なアクセスを集めるのに比べると、コツコツファンを増やす作業は地味で根気がいります。一見、遠回りに見えるかもしれませんが、10年後に振り返ったとき、一番の近道だったとなるかもしれません。

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ここの管理人は「のんくら」です。

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