元Googleアドセンスの担当者が語るアドセンスの裏側 |
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2015年10月24日に「元Googleアドセンスの担当者が語るアドセンスの裏側」というセミナーに参加したのでレポします。 講師:石田健介氏 ・アドセンスの知られざる裏側 ・質疑応答ディスカッション 大きくこの2つのセッションに分けてセミナーは進められました。このセミナーのタイトルは主催者がつけたもので石田氏が付けたものではないそうです。 講師紹介 2004年ヤフー株式会社に入社、ショッピング事業部にてマーチャント向けインターネット広告の企画・運用業務に携わる。2007年からグーグル株式会社に入社。 アドセンス収益向上策について
CTRに影響を与える要素CTR(クリック率)を上げるには以下の点が重要です。 ・広告の大きさ とにかく広告は面積が大きい方がクリック率が高いことがデータがハッキリと出ています。 パソコンサイトの場合は... 縦長160×600 サイズを大きくするだけで、同じ場所に貼っても1.5倍も差が出ることがあるそうです。とにかくでかいのを貼れということです。 320×100
掲載位置でクリック率を上げる方法
クリック率を上げるにはアクティブビューレポートを上手く活用する必要があります。 最近新しい管理画面に変わりましたが、実は今までは見ることができないデータが見れるようになっているのです。その代表的な機能が「パフォーマンスレポート」のアクティブビュー視認可能率という数字です。 アクティブ ビュー視認可能率とは、広告の50%以上が、1秒以上表示された場合にカウントされるもので、1秒以下しか見られていない時はカウントされません。 この機能を使うと広告が1秒以上表示された率がどのくらいあるかを一目チェックすることが出来ます。アドセンスではこのアクティブビュー視認可能率を高めることが収益を上げる有効な手段となります。 トゥギャッターというサイトでの事例 レイアウトによる配置の説明。上にあればいいというものではないヘッダーの右側などは全くクリックされないから誰も見ていない。 ビューティーボックスというサイトの事例 カテゴリページ内の画像リストの件数を減らし20行から15行への変更と画像と広告バナーのサイズを揃えるなどを工夫したところ収益が上がった。CTRが7%も上がったそうです。 CPCに与える要素について。広告主の出稿状況がCPCの単価を決めるウェートで大きく占める要素。(広告主の数が上限PCPとなる) CPCの決まり方
CPCはオークション形式で決まる。理論的には広告主が多ければ多いほど単価が上がる。広告主が少ないカテゴリの場合はどうするか? スマートプライジングについて
スマートプライジングを取り入れている理由は出稿主の保護が最大の目的、広告主の収益が出ないと出稿してもらえなくなる。 成果につながらないとはどいうこと?
無駄なクリックが多い。注意点、誤クリックされない配置を心掛ける(テキストリンクと広告が近いなど)、テキスト色の設定によるクリックの質の向上を図ると良い。 昔は広告内に「⇒」がなかった。この⇒が現れたことにより誤クリックが発生しやすくなった。これが実は厄介。 アフィリエイトとアドセンスの違い
アフィリエイターの特性上サイト運営者よりの考えになってしまいクリックの質に対する認識が甘くなりがち。アドセンスの場合は広告主の立場にたった貼り方をすることが収益の向上に結果的につながる。 CPCの高いジャンルを狙う
キーワードプランナーを使って探すのが有効。広告主の上限CPCが高いジャンルとして、医療・金融・不動産・人材BtoBなどがある。 ただし、上記のようなジャンルに知見があり、独自のコンテンツ且つユーザーにとって良い情報を提供できることが大前提となる。オリジナリティーがない・中身が伴わないサイトは結局ダメ。 アドセンスポリシーについて
グーグルが大事にしていること。ユーザーフォーカス・don’t be evil・効率性を重視(1対多数を重視している)この辺りはちょっと難しくて意味わかんなかった...英語もよく分かんないし。要はユーザーのことを考えてアドセンスを貼りなってことだと思う。 サイト運営者から見たアドセンスの世界とグーグルから見ている世界は真逆だと知れ。 実際のエコシステム グーグルから見た景色 アフィリエイターがやりがちなポリシー違反
質の低いクリックが多いサイトはポリシー違反の可能性大。一応具体的にポリシー違反になりやすい例を挙げると... ・誤クリックが誘発される広告を実装している ・アドセンスをクリックさせるテンプレート(出口がアドセンスしかないなど) ・質の低いトラフィックの誘導 ・安いからと言って関連性の低いPPCからの誘導(クリック単価の低い関連性のないワードで集客して高単価をクリックさせる) ・内容が薄いコンテンツ ユーザーに焦点を当てて作れば結果はあとからついてくる。自分なりの独自のコンテンツを作成することが大事なんだって。 なぜアドセンスはポリシー違反やアカウント停止の理由を具体的に教えてくれないのか。
グーグルが効率性を重視しているから(一人一人に対応できない。だって10万アカウントもあるんだからね)でも収益の高い人は特別扱いね...だって。 半年に一回アンケートを送って定点調査が行っているが、ポリシーに関するアンケートでの評判はやっぱり悪いとのこと。 今後の改善見込みがあるかが重要。これによって送られる警告メール内容が変わるそうです。サイト全体がアダルトの場合は改善の見込みがないという判断をされてしまい、個別ページだけなら改善の見込みがあると判断されてアカウント停止までは至らない。 そもそもサイト運営者の優先順位は低い グーグルにはサイト運営者より広告主の方が優先順位として上という考えがある。ここはビジネスライク。 サイト作成者のトップ300で全体の売り上げの半分を占めるので、個別対応は収益順位で変わるんだそうです。ただし、これが良いというわけではなく物理的に体制が整っていないから仕方がない。でも将来的には変わる可能性が高いという口調でした。 アドセンスと他社広告の共存は可能か?
広告といえどもコンテンツの一部ということを知っておくべき。他のネットワーク広告でアダルトが出る時は危険ですよ。 記事中に広告を貼ってもいいか。
良いがコンテンツの一部として見られない実装が必要。ユーザーがコンテンツと混同してしまう個所には「スポンサードリンク」表記することをおすすめ。これは少し意外でした。スポンサードリンクの表記は全ての広告にするものだと思っていたので(私見) アドセンスの未来
これはグーグルの決定ではなく石田氏の見解という前提で書きます。 ブランド広告
営業戦略 何か(収益)を獲得することが大半の広告主の最終目的であるという前提がある。今はネット広告の場合はアドセンスに限らず認知度アップのために広告を打っている会社は少ない。逆にテレビなどは認知広告に使う予算が多いので、認知度を上げる出稿が今後はチャンスとして考えている。 vCPM(閲覧回数)
クリック単価+インプレッション課金。広告主の不安の一つに本当に自社の広告がみられているかが分からないというのがある。広告主としては見られていないものに広告料を払いたくないという思いがある。アクティブビューが少ないサイトの単価を下げる仕組み作り(価値がないと判断される) ネイティブ広告
アドセンスにおけるネイティブ広告はインフィード型。ニュースサイトのタイトルに差し込まれるタイプ。現状、カスタム性が低く他社ネットワークと比較してCTRが低い。 アドセンス収益を上げるまとめ
収益向上策 アクティブレポートを活用してCTR向上を試みる。 広告主に配慮した実装でCPC向上を試みる。 ポリシー 自分のことだけを考えない。広告主にとって良いサイト運営を心がける。 この後はサイト事例を用いてのディスカッションがありましたが、他人は他人、自分のサイトの役にはな~んも立たない(私見)と思っているのでここではあえて書きません。そもそもサイトを公開しても良い許可を得ていないというのもある。もう会えないし名刺も僕は持ってないから連絡の取りようもない。 |
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Webプロデュース業のフリーランス。趣味で畑耕してpcでご飯食べてる人生ほぼ休憩ちうの人。殆ど表には出ない裏方さん。他人と自分を比べたり競争したりしない超草食系男子。2015年の最高月間PVは460万PV。「淡路島ノマドぶらり旅ブログ」でネイチャーノマドブロガー始めました。 趣味のネイチャーブログ→https://ryokoujapan.com |
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